第5腰髄節まで機能残存している二分脊椎患児に最もみられや|理学療法士問題集

理学療法士

Q 29 : 
第5腰髄節まで機能残存している二分脊椎患児に最もみられやすいのはどれか。
1
股関節脱臼
2
反張膝
3
踵足変形
4
尖足変形
5
扁平足変形
解説

1-× 二分脊椎は妊娠中に脊椎の一部が欠損することにより、髄膜・脊髄・髄液が脱出する先天性疾患である。病変部位の髄節によって症状が異なり、股関節脱臼はL3〜4機能残存で生じやすく、立位が取れないレベルで多い。

2-× 反張膝はL4機能残存で生じやすい。

3-◯ 踵足変形はL5機能残存で生じやすい。

4-× 尖足変形は足関節背屈・底屈どちらも障害されている場合に生じやすい。よって、L3より高位の機能残存で生じやすい。

5-× 扁平足変形は筋緊張の低い場合に生じやすい。例としてダウン症があげられる。