関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーショ|理学療法士問題集

理学療法士

Q 22 : 
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で参考可動域角度が10°とされているのはどれか。2つ選べ。
1
肩甲帯屈曲
2
肩甲帯引き下げ
3
股伸展
4
足部外転
5
足部外がえし
解説

1-× 肩甲帯屈曲の基本軸は両側の肩峰を結ぶ線、移動軸は頭上と肩峰を結ぶ線で、参考可動域は20°である。

2-◯ 肩甲帯引き下げの基本軸は両側の肩峰を結ぶ線、移動軸は肩峰と胸骨上縁を結ぶ線で、参考可動域は10°である。

3-× 股関節伸展の基本軸は体幹と平行な線、移動軸は大腿骨(大転子と大腿骨外顆の中心を結ぶ線)で、腹臥位で行う。参考可動域は15°である。

4-◯ 足部外転の基本軸および移動軸は、第1・第2中足骨の間の中央線で、参考可動域は45°である。足の外縁および内縁で足底面から測定することもある。

5-× 足部外がえしの基本軸は下腿軸への垂直線、移動軸は足底面で、膝関節屈曲位で行う。参考可動域は20°である。