嚥下障害の病態と用いられる介入の組合せで正しいのはどれか|理学療法士問題集

理学療法士

Q 95 : 
嚥下障害の病態と用いられる介入の組合せで正しいのはどれか。
1
口腔期障害――――――――粘性の高い食物
2
鼻咽腔閉鎖不全――――――Shaker(シャキア)法
3
喉頭挙上筋筋力低下――――間欠的バルーン拡張法
4
咽頭機能の左右差―――――頸部回旋
5
輪状咽頭筋弛緩不全――――軟口蓋挙上装置
解説

1-× 口腔期には食べ物が口腔から咽頭へ移動する時期であり、粘度の低い食べ物の方が咽頭へ送られやすい。

2-× シャキア法は頭部挙上訓練ともいい、背臥位で頭部を挙上し静止させることで、咽頭挙上筋群の筋力強化に繋がるものである。

3-× 間欠的バルール拡張法は食道入り口の狭窄部でバルーンを拡張させ、狭窄を解消するものである。

4-◯ 頸部回旋により、咽頭残留物を通過させやすくする。

5-× 軟口蓋挙上装置は、軟口蓋の挙上が障害されている場合に用いられる。鼻腔閉鎖不全を認める患者に適応となる。