女児に多いのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 86 : 
女児に多いのはどれか。
1
Perthes病
2
先天性内反足
3
大腿骨頭すべり症
4
Osgood-Schlatter病
5
発育性股関節形成不全
解説

1-× ペルテス病は小児の大腿骨頭が虚血性壊死をおこすことである。原因は特定されておらず、6:1の割合で男児に多い。

2-× 先天性内反足は足根骨の形や位置関係を始めとする拘縮や軟部組織の異常によって生じるものである。2:1の割合で男児に多い。

3-× 大腿骨頭すべり症は大腿骨近位骨端線解離ともいい、思春期に成長軟骨が離開することにより、骨頭骨端が頸部に対して後内下方にずれるものをいう。性器発達の遅れた肥満児や男児に多い。

4-× オスグッドシュラッター病は脛骨粗面骨端症ともいい、中学生くらいの骨成長期に、膝伸展機構が強く働くことで脛骨粗面が牽引され、骨端核の遊離などを生じる。男子に多く発症する。

5-◯ 発育性股関節形成不全は一般的に先天性股関節脱臼と呼ばれ、女児に多い。出生児に大腿骨頭が関節包内脱臼する。