足について正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 71 : 
足について正しいのはどれか。
1
距腿関節の運動軸は膝軸に対して内捻5~15°である。
2
舟状骨は外側縦アーチを構成している。
3
背屈運動により果間距離は拡大する。
4
Lisfranc関節では内外旋が生じる。
5
Böhler角は40~50°である。
解説

1-× 距腿関節の運動軸は膝軸に対して外捻20〜30°である。

2-× 舟状骨は内側楔状骨・第1中足骨と共に内側縦アーチを形成している。舟状骨は内側縦アーチのかなめ石である。

3-◯ 背屈運動により、果間距離は拡大する。距骨滑車が前方にいくほど広いためである。

4-× リスフラン関節は3つの楔状骨・中足骨・立方骨からなり、背屈・底屈・内転・外転が可能である。

5-× ベーラー角とは、踵骨隆起上端と上方頂点を結ぶ線と、踵骨上方頂点と前距骨関節面頂点を結ぶ線がなす角度のことで、20〜30°である。踵骨を骨折するとベーラー角が変化する。