筋と付着部の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 53 : 
筋と付着部の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1
腸腰筋―――――小転子
2
縫工筋―――――腸骨稜
3
大腿直筋――――下前腸骨棘
4
長内転筋――――坐骨結節
5
内側広筋――――粗線外側唇
解説

1-◯ 腸腰筋は腸骨筋と大腰筋を合わせて呼ぶ。腸骨筋は腸骨窩から、大腰筋は腰椎椎体・肋骨突起からそれぞれ大腿骨小転子に付着する。股関節屈曲に作用する。

2-× 縫工筋は上前腸骨棘から脛骨粗面内側の鵞足に付着し、股関節屈曲・外転・外旋、膝関節屈曲・内旋に作用する。

3-◯ 大腿直筋は下前腸骨棘から膝蓋靱帯を介して脛骨粗面に付着する。股関節屈曲と膝関節伸展に作用する。

4-× 長内転筋は恥骨体前面から大腿骨粗線内側唇に付着する。股関節の内転に作用する。

5-× 内側広筋は大腿骨粗線内側唇から膝蓋靱帯を介して脛骨粗面に付着する。膝関節伸展に作用する。