膝半月板断裂で陽性を示すのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 34 : 
膝半月板断裂で陽性を示すのはどれか。
1
Jacksonテスト
2
Lachmanテスト
3
McMurrayテスト
4
Oberテスト
5
Roosテスト
解説

1-× ジャクソンテストは頸椎神経伸張テストである。座位で頸部を健側に側屈し、伸張するようにすると上肢に疼痛が出現する。

2-× ラックマンテストは前十字靭帯損傷のテスト法である。背臥位で大腿骨を固定し、脛骨を前方に引き出すように力を加えると脛骨が前方に移動する。

3-◯ マックマレーテストは半月板損傷のテスト法である。背臥位で膝関節屈曲位とし、下腿を内外旋させると、内側半月板損傷の場合は外側の膝関節裂隙にクリック音を認める。

4-× オーバーテストは腸脛靱帯の拘縮をみるテストである。側臥位上方の下肢を屈曲位とし、他動的に外転させてから落下させると、拘縮がある場合は落ちないかガクガクと落ちる。

5-× ルーステストは胸郭出口症候群の疑いがある場合に行うテストである。3分間挙上テストともいい、肩関節90°外転、肘関節90°屈曲位で手指の屈伸を3分間行わせると、橈骨動脈の拍動が消失する。