Danielsらの徒手筋力テストで、体幹屈曲の段階2以下|理学療法士問題集

理学療法士

Q 2 : 
Danielsらの徒手筋力テストで、体幹屈曲の段階2以下では判定のために3段階の操作が示されている。検査肢位を図に示す。段階2が確定するのはどれか。2つ選べ
1
図1で頭を持ち上げるように教示したとき、頭は持ち上がったが肩甲骨が床から離れなかった。
2
図1で頭を持ち上げるように教示したとき、頭を持ち上げることができなかった。
3
図2で体幹前屈を教示したとき、胸郭に凹みが生じた。
4
図2で体幹前屈を教示したとき、胸郭は凹まなかったが腹直筋の収縮を触知できた。
5
図2で咳をするように教示し、咳はできなかったが腹直筋の収縮を触知できた。
解説

1-◯ 図1の頭を持ち上げるように指示したとき、頭は持ち上がったが肩甲骨が床から離れない場合、段階2と判断される。

2-× 図1で頭を持ち上げるように指示したとき、頭を持ち上げることが出来なかった場合、第2操作へと移る。

3-◯ 図2で体幹前屈を指示したときに胸郭に凹みを生じた場合、段階2である。

4-× 図2で体幹前屈を指示したときに、胸郭は凹まなかったが腹直筋の収縮を触知出来る場合、段階1と判断する。

5-× 図2で咳をするように指示すると、咳は出来なかったが腹直筋の収縮を触知出来た場合、段階1と判断する。