関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーショ|理学療法士問題集

理学療法士

Q 1 : 
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
1
手橈屈
2
肩内旋
3
肘屈曲
4
前腕回外
5
肩水平伸展
解説

1-◯ 手関節橈屈の基本軸は前腕の中央線、移動軸は大3中手骨であり、図の通りである。参考可動域は橈屈25°、尺屈55°である。

2-× 肩関節内旋の基本軸は肘を通る前額面への垂直線、移動軸は尺骨であり、前腕中間位で行う。参考可動域は内旋80°、外旋60°である。

3-× 肘関節屈曲の基本軸は上腕骨、移動軸は橈骨であり、前腕回外位で行う。参考可動域は屈曲145°、伸展5°である。

4-◯ 前腕回外の基本軸は床への垂直線、移動軸は手指を伸展した手掌面であり、肩の回旋が入らないように肘関節90°屈曲位で行う。参考可動域は回内・回外共に90°である。

5-× 肩関節水平伸展の基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線、移動軸は上腕骨であり、肩関節90°外転位とする。参考可動域は水平屈曲135°、水平伸展30°である。