Duchenne型筋ジストロフィーで正しいのはどれか。2|理学療法士問題集

理学療法士

Q 37 : 
Duchenne型筋ジストロフィーで正しいのはどれか。2つ選べ。
1
関節拘縮は生じにくい。
2
知覚障害はまれである。
3
筋萎縮は遠位筋から始まる。
4
Gowers徴候が特徴である。
5
5歳ころまでに歩行不能になることが多い。
解説

1-× デュシェンヌ型筋ジストロフィーとは、筋細胞膜を裏打ちするジストロフィン蛋白が欠陥することで、四肢の筋力低下や動揺性歩行、関節拘縮などを呈する。

2-◯ デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは運動障害がみられ、知覚障害はみられない。

3-× 筋萎縮は下肢近位筋、上肢近位筋、上下肢遠位筋、体幹筋の順で萎縮する。

4-◯ ガワーズ徴候は登攀性起立とも呼ばれ、下肢の近位筋筋力低下をカバーするために、上肢を使って足を這うようにして立ち上がることである。デュシェンヌ型筋ジストロフィーに特徴的にみられる。

5-× 10歳頃には筋力低下が著名となり車椅子を必要とし、15歳頃に寝たきりとなる。