1-○ 視力低下・両下肢筋力低下・しびれを生じているため、それらを考慮した検査が必要である。運動覚試験では他動的に関節を動かし、それに対してどの方向に動いたかを答えさせる深部感覚検査法であり、視力低下等の影響が無く実施できる。
2-× ロンベルグ試験では閉眼立位で静止させる必要があり、下肢に筋力低下としびれがある本症例には不適切である。
3-× 下肢にしびれが残存しているため、内果での振動覚試験は不適切である。
4-× 下肢に筋力低下がみられるため、自動運動による試験は不適切である。
5-× 視力低下がみられるため、模倣させるのは正確性に欠ける。