1-× 肩手症候群とは、脳卒中後に肩に疼痛と運動制限を呈するものであり、初期から疼痛を生じる。
2-× 手の腫脹は初期におこり、中期に軽減する。
3-◯ 肩手症候群の初期症状として、肩の運動制限・疼痛、手の腫脹・発赤・運動制限が挙げられる。中期から手の拘縮が生じ、終期にはさらに骨萎縮を生じる。
4-× 拘縮に対して温熱療法を行うことは効果的である。
5-× 複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome:CRPS)は脳卒中後に肩や手の疼痛・しびれを生じるものであり、タイプⅠとタイプⅡがある。タイプⅠは反射性交感神経性ジストロフィーのような末梢神経障害を伴うもの、タイプⅡはカウザルギーのような末梢神経損傷後に生じるものである。肩手症候群は末梢神経損傷を伴わないタイプⅠに分類される。