Ⅰ型アレルギーはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 76 : 
Ⅰ型アレルギーはどれか。
1
自己免疫性溶血性貧血
2
アナフィラキシー
3
ツベルクリン反応
4
ループス腎炎
5
重症筋無力症
解説

1-× 自己免疫性溶血性貧血はⅡ型アレルギー(細胞損傷型)である。細胞膜に付着したアレルゲン(抗原)が抗体と結合することでアレルギーとなる。重症筋無力症や溶血性貧血がこれにあたる。

2-◯ アナフィラキシーはⅠ型アレルギー(即時型)である、アレルゲンの侵入により、即時にアレルギー反応がおこる。気管支喘息やアトピーがこれにあたる。

3-× ツベルクリン反応はⅣ型アレルギー(T細胞依存型、遅延型)である。Tリンパ球が抗原感作を受け、組織障害をおこす。臓器移植での拒絶反応や接触性皮膚炎がこれにあたる。

4-× ループス腎炎はⅢ型アレルギー(免疫複合体型)である。抗体と抗原の免疫複合体が血管壁に付着し、炎症をおこすものである。リウマチ・全身性エリテマトーデスに伴う腎臓の障害でみられる。

5-× 重症筋無力症はⅡ型アレルギーである。