80歳の男性。3年前に脳梗塞による右片麻痺を発症したが、|理学療法士問題集

理学療法士

Q 18 : 
80歳の男性。3年前に脳梗塞による右片麻痺を発症したが、独歩は可能であり、ADLは自立していた。肺炎のため1週間の安静臥床が続いた後、伝い歩きはできるものの独歩は困難となった。最も考えられる原因はどれか。
1
褥瘡
2
脳梗塞の再発
3
下肢筋力低下
4
呼吸機能低下
5
精神機能低下
解説

1-× 1週間の安静臥床により褥瘡が形成されることがあるが、独歩困難となる直接的な原因にはならない。

2-× 本症例では脳梗塞の再発がみられないため、誤りである。

3-◯ 1週間の安静臥床により下肢の筋力が低下し、独歩困難となったと考えられる。

4-× 肺炎と安静臥床により呼吸機能が低下している可能性があるが、呼吸器症状を訴えていないため、独歩困難の原因とは考えにくい。

5-× 安静臥床によりうつなど精神機能の低下がみられることがあるが、本症例ではそれらが認められない。