1-× 胃痙攣は胃のこわばりのことをいい、胃輪状筋の発作性収縮により胃が異常に緊張した状態である。胃潰瘍・ニコチン中毒・胆石症などが原因で生じる。
2-◯ 長期臥床により血栓が形成されやすい状況となり、リハビリ開始の際に血栓が肺で詰まり、肺塞栓症を発症する。
3-× 喘息発作は喘息患者にみられる発作性の呼吸困難をいう。心臓や肺の障害により喘息に似た発作がみられることがあるが、喘息発作ではない。
4-× 低血糖発作は本症例ではみられない。
5-× 起立性低血圧は起立によって静脈還流が減少し、低血圧を呈する。自律神経疾患・心疾患・血管障害などでみられるが、本症例には該当しない。