関節可動域の測定結果を表に示す。この結果から判定できるの|理学療法士問題集

理学療法士

Q 3 : 
関節可動域の測定結果を表に示す。この結果から判定できるのはどれか。
1
右ハムストリングスに筋力低下がある。
2
右ハムストリングスに収縮時痛がある。
3
筋以外の関節軟部組織の疼痛はない。
4
右大腿直近の伸張痛はない。
5
右大腿直筋の短縮はない。
解説

1-◯ 股関節伸展位での膝関節屈曲で、自動運動の可動域が他動運動の可動域に比べ著しく少ないことから、股関節伸展作用を有するハムストリングスの筋力低下が考えられる。

2-× ハムストリングスの収縮時痛があれば、股関節伸展位での膝関節屈曲において、自動運動の際に疼痛を生じることが考えられる。

3-× 本症例の測定結果から、疼痛の原因を確認出来ない。

4-× 膝関節屈曲により大腿直筋が伸張され、疼痛を生じていることも考えられる。

5-× 膝関節屈曲により短縮した大腿直筋が伸張され、疼痛を生じていることも考えられる。