強迫性障害について誤っているのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 99 : 
強迫性障害について誤っているのはどれか。
1
曝露反応妨害法が用いられる。
2
強迫行為はさせられ体験による。
3
対称性へのこだわりがみられる。
4
不合理な観念が繰り返し浮かぶ。
5
選択的セロトニン再取り込み阻害薬が用いられる。
解説

1-× 曝露反応妨害法とは、強迫観念と強迫行動を強制的に阻止することで強迫性障害の治療を行うものである。具体的には汚いものに触り、さらに手を洗わないことを繰り返して慣れさせる、といった方法である。

2-◯ させられ体験は統合失調症でみられ、身体を操られるなどの体験をすることである。

3-× 強迫性障害で1番多い症状は汚れに対する恐怖である。他に対称性や順番にこだわりを持つ場合もある。

4-× 不合理な不安とは、汚いものを触った(強迫観念)ことにより耐え難い不安を生じる(不合理な不安)ことである。不合理な不安を生じた結果、強迫行為に至る。

5-× 治療には薬物療法と行動療法が用いられる。副作用の少ない選択的セロトニン再取り込み阻害薬には、ルボックス・レクサプロなどがある。