Guillain-Barré症候群について正しいのはどれ|理学療法士問題集

理学療法士

Q 93 : 
Guillain-Barré症候群について正しいのはどれか。
1
顔面神経麻痺から発症する。
2
髄液中の蛋白が上昇する。
3
自律神経障害はみられない。
4
呼吸筋麻痺はみられない。
5
再発と寛解とを繰り返す。
解説

1-× ギランバレー症候群は先行感染により末梢神経の脱髄及びリンパ球の浸潤が起こる。四肢の筋力低下・症例により顔面や体幹にも筋力低下がみられる。

2-◯ 組織障害により、脳脊髄液中に蛋白が貯留するが、細胞浸潤はみられない(蛋白細胞管理)。

3-× 自律神経徴候として、著しい血圧上昇・発汗低下・徐脈などがみられる。

4-× 重症化すると呼吸筋・嚥下筋・咀嚼筋の筋力低下がみられる。

5-× ギランバレー症候群は進行性疾患である。発症から半年〜1年程で症状が回復に向かう。