1-× サドル型歩行器は転倒リスクのある患者に用いられるが、本症例には適さない。
2-× ピックアップ型歩行器(固定型歩行器)は歩行器を持ちあげて移動する。本症例では体幹失調が著名で立位保持が不安定のため、適さない。
3-× 脊髄小脳変性症は運動失調を呈し、協調性障害や歩行障害などを生じる。安定性向上のため、軽量な歩行器は使用しない。
4-× 歩行練習では四肢遠位部に重錘バンドを装着する。
5-○ 前腕部で支持出来るよう、支持部の高さ調整を行う。肩が上がりすぎたり、支持部にもたれかからないよう注意する。