1-× 両脚支持期には骨盤が水平を保っているが、立脚中期に遊脚相の骨盤が約5°最下方に傾斜する。
これは、重心の垂直方向への振り幅を減少させる働きをしている。2-× 1歩行周期中に膝関節屈曲が2回生じることをダブルニーアクションという。足底接地から立脚中期にかけて約15°屈曲する。大腿四頭筋の遠心性収縮によって重心上下動減少・衝撃吸収などに働きかける。
3-○ 踵接地期には下腿外旋約4°であるが、遊脚中期には約12°内旋位をとる。その後再び外旋位をとる。
4-× 骨盤の回旋は股関節内外旋と一致しており、踵接地期に最も内旋し、遊脚相初期に最も外旋する。片側約4°、全体として約8°の回旋が起こる。
5-× 1歩行周期中に1回骨盤の側方移動がある。その振り幅は約3cmであり、速い歩行では振り幅が少なくなる。