急性膵炎の特徴はどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 592 : 
急性膵炎の特徴はどれか。
1
細菌感染が原因となる。
2
尿アミラーゼが上昇する。
3
膵癌を合併することが多い。
4
糖尿病を合併することが多い。
5
触診によって腫大した膵臓を触れる。
解説

1-× 急性膵炎とは、膵臓の酵素が活性化され、膵臓自体を自己消化するものであり、発熱や悪心・上腹部痛を呈する。多くはアルコール摂取により、その他には脂質異常症・ウイルス感染・胆石などが原因で発症する。

2-◯ 血清アミラーゼの上昇に続いて、尿中のアミラーゼが上昇する。

3-× 膵癌を呈するのは慢性膵炎である。慢性膵炎は膵臓が継続的に炎症を生じることで、膵臓の分泌異常を呈する。

4-× 急性膵炎は保存的治療により治癒し、糖尿病を合併することは少ない。

5-× 膵臓は後腹膜に存在し、腫大しても触れることはない。