絞扼性神経障害と障害される神経の組合せで正しいのはどれか|理学療法士問題集

理学療法士

Q 589 : 
絞扼性神経障害と障害される神経の組合せで正しいのはどれか。
1
肘部管症候群   橈骨神経
2
円回内筋症候群   尺骨神経
3
手根管症候群   正中神経
4
梨状筋症候群   外側大腿皮神経
5
足根管症候群   総腓骨神経
解説

1-× 肘部管症候群では、肘関節部を走行する尺骨神経の絞扼によって神経障害を生じる。橈骨神経障害では手の背屈が不能となり、下垂手を呈する。

2-× 円回内筋症候群では、前腕近位部で正中神経が絞扼されることで麻痺を呈する。尺骨神経障害は手のギヨン管症候群や肘部管症候群で生じる。

3-◯ 手根管症候群では、手の屈筋支帯で正中神経が絞扼され、猿手を呈する。

4-× 梨状筋症候群では、梨状筋によって坐骨神経が絞扼され、下肢にしびれを呈する。

5-× 足根管症候群では、足関節内果後方の足根管で脛骨神経が絞扼されることで、足底・足趾の放散痛や感覚障害を呈する。