熱傷について正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 586 : 
熱傷について正しいのはどれか。
1
Ⅰ度では皮膚の発赤をきたす。
2
浅達性Ⅱ度では肥厚性瘢痕を残す。
3
Ⅲ度では強い痛みがある。
4
小児の熱傷面積の概算には
5
熱傷指数はⅠ度とⅡ度の面積から算出する。
解説

1-◯ Ⅰ度は表皮までの熱傷で、発赤・疼痛・軽度腫脹・水疱形成・熱感を生じる。

2-× 浅達性Ⅱ度は真皮までの熱傷で、強い疼痛・腫脹・水疱形成を生じる。

3-× Ⅲ度は皮下組織までの熱傷で、白く乾燥し、炭化水疱形成がみられない。また、疼痛が消失する。

4-× 9の法則は成人に適応される。小児には5の法則が用いられている。

5-× 熱傷指数(burn Index)は熱傷の重症度を表すもので、Ⅱ度熱傷面積×1/2+Ⅲ度熱傷面積で計算する。