下肢切断について正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 584 : 
下肢切断について正しいのはどれか。
1
大腿標準切断では股内転拘縮を生じやすい。
2
下腿標準切断では外反膝を生じやすい。
3
Syme切断では断端末に創を生じやすい。
4
Chopart関節離断では足内反拘縮を生じやすい。
5
Lisfranc切断では足外反変形を生じやすい。
解説

1-× 大腿切断では、大腿骨近位部に停止部がある筋肉(深層外旋六筋・殿筋群・腸腰筋)が残存することにより、股関節屈曲・外転・外旋拘縮を呈しやすい。

2-× 下腿切断では膝関節の屈筋と伸筋のバランスが崩れ、屈曲拘縮を呈しやすい。

3-× サイム切断は足関節部での切断をいい、断端末荷重が可能で正常に近い歩行が可能である。

4-◯ ショパール切断は横足根関節部での切断をいい、内反尖足を呈する。

5-× リスフラン関節は足根中足関節(遠位足根骨と中足骨底の関節)部での切断であり、内反尖足を呈する。