筋紡錘について正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 563 : 
筋紡錘について正しいのはどれか。
1
二次終末は核鎖線維に比べ核袋線維との結合が強い。
2
手の虫様筋に比べ上腕二頭筋で高密度に存在する。
3
Ⅱ群線維は筋紡錘の動的感受性を調整している。
4
Ⅰa群線維は核袋線維からの求心線維である。
5
錘内筋はα運動ニューロンに支配される。
解説

1-× 二次終末は筋紡錘内の核鎖線維に終わる。絶対長の変化を感知する役割をする。

2-× 虫様筋のように細かい動きを必要とする筋には、筋紡錘が密に存在する。上腕二頭筋は粗大な動きをするため、虫様筋に比べて筋紡錘の密度は低い。

3-× Ⅱ群線維は筋紡錘の静的感受性を調整している。動的感受性の調整はⅠa群である。

4-◯ Ⅰa群線維は求心線維であり、筋紡錘の伸展を感知する。錐内線維である核袋線維と核鎖線維にⅠa線維の終末が存在する。

5-× 錐内筋はγ運動ニューロンの支配を受ける。α運動ニューロンに支配されるのは錐外筋線維である。