骨格筋の興奮収縮連関について正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 561 : 
骨格筋の興奮収縮連関について正しいのはどれか。
1
筋小胞体からMg2+が放出される。
2
横行小管の中をCa2+が運搬される。
3
アクチンフィラメントのATPが加水分解を生じる。
4
筋線維膜の電位依存性Na+チャネルが開いて脱分極が生じる。
5
トロポニンが移動してミオシンフィラメントの結合部位が露出する。
解説

1-× 脱分極により、筋小胞体からカルシウムイオンが放出される。

2-× 細胞膜で発生した刺激が横行小管内を通り、筋小胞体へと行く。

3-× 加水分解を生じるのはミオシンフィラメントである。

4-◯ 文章の通りである。ナトリウムチャネルの開口により脱分極が生じる。

5-× カルシウムイオンがトロポニンと結合すると、ATPを利用してミオシンフィラメントが動き出し、アクチンフィラメントを引き寄せる。その後ミオシン上をアクチンが滑走して筋収縮がおこる。