脳性麻痺痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 539 : 
脳性麻痺痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。
1
重心の上下動が小さい。
2
骨盤の回旋が大きい。
3
股関節の内旋が大きい。
4
歩幅が大きい。
5
歩行率が小さい。
解説

1-× 痙直型両麻痺では重心の上下動が大きくなる。また、股関節内転・内旋位および尖足により、体幹の側方動揺も大きくなる。

2-× 股関節や足部の動きが制限されるため、骨盤の回旋は少なくなる。

3-◯ 痙直型両麻痺では下肢のつっぱりが強く、股関節内転・内旋位をとりやすい。

4-× 下肢のつっぱりが強いため、歩幅は狭くなる。

5-× 歩行率は単位時間当たりの歩数を表す。痙直型両麻痺では歩幅の減少を歩数で補うため、歩行率は大きくなる。