頭部MRIのT2強調像(別冊No.4)を別に示す。海馬は|理学療法士問題集

理学療法士

Q 53 : 
頭部MRIのT2強調像(別冊No.4)を別に示す。海馬はどれか。
1
2
3
4
5
解説

1-× 側脳室である。脳脊髄液は、脳室系(側脳室→第3脳室→中脳水道→第4脳室→中心管)を流れる。

2-× 視床である。視床は大脳皮質感覚野に感覚情報を伝える中継点であり、大脳基底核・小脳からの情報を運動性皮質に伝達し運動制御にも働く。

3-○ 海馬は大脳辺縁系に存在し、タツノオトシゴのような形を呈する。古い記憶の貯蔵庫として働く。

4-× 橋底部である。橋底部には橋核が存在し、大脳皮質からの情報を受け取り、小脳へ伝達する働きがある。

5-× 島皮質である、側頭葉と頭頂葉下部の境にある外側溝に存在し、痛みや不快な情動発現に関与している。