感覚検査で、その過程や結果を理学療法士が視覚的に観察でき|理学療法士問題集

理学療法士

Q 524 : 
感覚検査で、その過程や結果を理学療法士が視覚的に観察できるのはどれか。
1
モノフィラメントを用いた触覚検査
2
関節定位覚(母指探し)検査
3
試験管を用いた温覚検査
4
音叉を用いた振動覚検査
5
動的2点識別検査
解説

1-× モノフィラメントとは、細い棒の先端に硬めの糸が垂らされているもので、触覚検査の際に糸を皮膚に触れるよう垂らして用いる。

2-◯ 母指探し検査とは、被験者に片手で親指を立てて他の指を握らせ、閉眼にさせた後にもう一方の手でその親指を握らせる、位置覚の検査である。被験者の動作を理学療法士が視覚的に評価することが出来る。

3-× 試験管を用いた温覚検査では、試験管を被験者の皮膚に当てがうため、被験者の主観で評価する。

4-× 音叉を用いた振動覚検査では、被験者が振動を感じるかどうかで評価する。

5-× 動的2点識別検査では、ノギスやディスククリミネーターを用いる。皮膚に対して直角に器具を当てながら動かし、2点で刺激されているかどうか被験者が答える。