10歳の男児。なわ跳びの練習後から踵部の圧痛と逃避性跛行|理学療法士問題集

理学療法士

Q 506 : 
10歳の男児。なわ跳びの練習後から踵部の圧痛と逃避性跛行がみられた。単純エックス線写真(別冊No.2)を別に示す。疼痛緩和を目的に行う物理療法で誤っているのはどれか。
1
赤外線
2
超音波
3
ホットパック
4
パラフィン浴
5
運動後のアイシング
解説

1-× 赤外線の温熱作用により血流を改善し、疼痛軽減を図る。

2-◯ 本症例のX線写真から、踵骨骨折を認める。超音波療法の禁忌事項として発育期の骨端線周囲への照射が挙げられており、本症例には不適応である。

3-× ホットパックは表在温熱作用を有し、血流改善により疼痛の軽減を図る。

4-× パラフィン浴の温熱作用により血流を改善し、疼痛軽減を図る。

5-× 運動による炎症症状を抑制するため、運動後にアイシングを行うべきである。