1-× レビー小体型認知症とは、脳神経細胞にレビー小体がみられ、幻視やパーキンソニズムを呈する。白質の病変は多発性硬化症などである。
2-◯ アルツハイマー型認知症では大脳皮質の変性・アミロイド蛋白の蓄積がみられる。
3-× 血管性認知症では、脳血管疾患の所見がみられる。黒質の神経細胞脱落はパーキンソン病でみられる。
4-× 大脳皮質基底核変性症では大脳皮質と主に黒質・淡蒼球の神経細胞脱落がみられる。運動ニューロンのみが障害されるものには、筋萎縮性側索硬化症がある。
5-× 前頭側頭型認知症はピック病とも呼ばれ、脳血流の低下や脳の萎縮によって人格が崩壊するものである。大脳皮質の腫大神経細胞を認めるものもある。