呼吸状態と病態の組合せで誤っているのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 494 : 
呼吸状態と病態の組合せで誤っているのはどれか。
1
Cheyne-Stokes(チェイン・ストークス)呼吸    気管支喘息
2
Kussmaul(クスマウル)呼吸    糖尿病性ケトアシドーシス
3
Biot(ビオー)呼吸    髄膜炎
4
下顎呼吸    脳幹障害
5
起坐呼吸    心不全
解説

1-◯ チェイン・ストークス呼吸は規則的な無換気と過換気がみられ、高齢者睡眠時・重度の心不全・呼吸中枢の障害により生じる。

2-× クスマウル呼吸は深くて大きい、ゆっくりとした呼吸を呈するもので、代謝性アシドーシスや重度の下痢でみられる。

3-× ビオー呼吸は規則的に無呼吸と早い呼吸が繰り返されるもので、髄膜炎の末期や呼吸中枢の障害でみられる。

4-× 下顎呼吸は呼吸の際に下顎の運動が伴うもので、死が近い患者でみられる。

5-× 起座呼吸は座位により静脈還流が減少し、呼吸困難感が解消されるもので、喘息の大発作・肺水腫・左心不全などでみられる。