運動中に突然死するリスクが高い病態はどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 492 : 
運動中に突然死するリスクが高い病態はどれか。
1
肺動脈弁閉鎖不全症
2
心房中隔欠損症
3
大動脈弁狭窄症
4
慢性心膜炎
5
肺線維症
解説

1-× 肺動脈弁閉鎖不全症とは、心臓の拡張期に肺動脈から右室へ血液が逆流するものであり、狭窄症を伴うものやうっ血性心不全が原疾患として発症することがある。

2-× 心房中隔欠損症とは、右心房と左心房を隔てている心房中隔が欠損することにより、運動時の疲れやすさや動悸を呈するものである。

3-◯ 大動脈弁狭窄症では、左室から大動脈への血流が障害されることにより左室肥大や心拍出量低下などを呈するものである。突然発症により死亡することがある。

4-× 慢性心膜炎の原因は感染・膠原病・尿毒症など、多様である。

5-× 肺線維症は肺の線維化により肺が硬くなり、息切れなどの呼吸困難感を示す。