腹膜透析を継続している慢性腎不全患者について正しいのはど|理学療法士問題集

理学療法士

Q 47 : 
腹膜透析を継続している慢性腎不全患者について正しいのはどれか。
1
貧血を合併しやすい。
2
身体障害者手帳を取得できない。
3
週に2回程度の通院が必要となる。
4
透析導入後は運動制限が大きくなる。
5
血液透析に比べて血圧変動が大きい
解説

1-◯ 腎機能が低下するとエリスロポエチンの分泌量が低下し、造血機能が低下するため貧血になりやすくなる。

2-× 血液透析や腹膜透析(在宅自己腹膜灌流法)は医療費が高額となるため、医療費の助成を受けることが出来る。そのために身体障害者手帳の交付を受ける必要がある。

3-× 腹膜透析は腹膜腔を介して血液を濾過する方法で、自己管理の元在宅で行うことが出来る。通院は月に1〜2回で良いとされている。

4-× 体調管理のために適度な有酸素運動を行う必要がある。日常生活ではシャント挿入部位の圧迫などで大量出血をしないように、シャントを挿入していない側の上肢で重い荷物を持つなどの注意が必要となる。

5-× 血液透析に比べ、血圧の変動は少ない。