Gerstmann症候群の病巣として正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 463 : 
Gerstmann症候群の病巣として正しいのはどれか。
1
上側頭回
2
中心前回
3
舌状回
4
帯状回
5
角回
解説

1-× 上側頭回は側頭葉の脳回であり、感覚性言語野(ウェルニッケ野)が存在する。障害されると感覚性失語(ウェルニッケ失語)を認める。

2-× 中心前回は前頭葉外側面後方に存在する脳回である。ここには一次運動野が存在し、障害されると四節運動失行を認める。

3-× 舌状回は後頭葉から内側面を走行し、海馬傍回後方に達する脳回である。舌状回の障害により、相貌失認を認める。

4-× 帯状回は大脳内側で前後に広がる脳回であり、アルツハイマー病などで帯状回の障害がみられる。

5-◯ ゲルストマン症候群では、左頭頂葉の角回が障害されることにより、手指失認・左右失認・失算・失書を呈する。