骨格筋の収縮について正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 462 : 
骨格筋の収縮について正しいのはどれか。
1
単収縮を加重させても収縮力は変化しない。
2
筋線維の活動電位の持続時間は単収縮の持続時間よりも長い。
3
電気刺激を与えた場合、単収縮に先行して活動電位が生じる。
4
電気刺激で1秒間に5〜6回の単収縮を起こすと強縮となる。
5
単収縮の頻度が過剰になると完全強縮から不完全強縮に移行する。
解説

1-× 単収縮を加重させると収縮力は大きくなる。このことを強縮という。

2-× 筋線維の活動電位の持続時間は単収縮の持続時間よりも短い。持続時間が短いため、加重がおこりやすくなる。

3-◯ 文章の通り、電気刺激を与えると、単収縮に先行して活動電位が生じる。これは、膜電位の変化により生じるものである。

4-× 強縮をおこすには、1秒間に25回以上の単収縮をおこす必要がある。

5-× 単収縮の頻度が過剰になると、不完全強縮から完全強縮に移行する。