45歳の女性。40歳で関節リウマチを発症し、寛解と増悪を|理学療法士問題集

理学療法士

Q 415 : 
45歳の女性。40歳で関節リウマチを発症し、寛解と増悪を繰り返している。両手関節の腫脹と疼痛が顕著である。歩行は可能であるが、左膝関節の疼痛と変形が強いため人工関節置換術を検討している。術前に使用する歩行補助具として適切なのはどれか。2つ選べ。
1
T字杖
2
ロフストランド杖
3
プラットホーム杖
4
松葉杖
5
四輪式歩行器
解説

1-× 本症例では、関節リウマチによる手関節の疼痛と変形が強い。T字杖の使用は手関節や手指への負担が大きく、本症例には不適応である。

2-× ロフストランド杖は手関節や手指への負担が大きい。よって、本症例には不適応である。

3-× プラットホーム杖は前腕支持を行う。そのため、手関節や手指に負担がかかりやすい。よって、本症例には不適応である。

4-× 松葉杖は手関節や手指への負担が大きいため、本症例には不適応である。

5-× 両手で体重支持をする一般的なシルバーカーは不適応だが、胸の高さで前腕支持を行うタイプの四輪式歩行器は手関節や手指への負担が少なくて済む。よって、本症例に適応となる。