60歳の男性。10年前にParkinson病と診断された|理学療法士問題集

理学療法士

Q 411 : 
60歳の男性。10年前にParkinson病と診断された。日常生活は自立している。すくみ足のため自宅で頻回に転倒するようになった。この患者に対する指導で適切なのはどれか。
1
スリッパを履くよう勧める。
2
足関節に重錘バンドを装着する。
3
T字杖歩行を指導する。
4
車椅子での移動を指導する。
5
自宅での手すり設置の場所を指導する。
解説

1-× スリッパを履くとつまずきと転倒の危険性があるため、不適切である。踵が脱げにくい履物が良い。

2-× 重錘バンドを使用するのは運動失調がみられる場合である。

3-× T字杖は歩行の安定性を向上させるために用いる。

4-× 歩行が可能である現在、車椅子での移動は指導すべきでない。

5-○ 自宅に手すりを設置することで転倒リスクを軽減できる。