関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーショ|理学療法士問題集

理学療法士

Q 402 : 
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
1
肩甲帯挙上
2
肩関節内旋
3
手関節屈曲
4
足部内がえし
5
頸部右側屈
解説

1-× 肩甲帯挙上の基本軸は両側の肩峰を結ぶ線、移動軸は頭頂と肩峰を結ぶ線である。参考可動域は20°である。

2-× 図は肩関節水平屈曲である。肩関節内旋の基本軸は肘を通る前額面への垂直線、移動軸は尺骨で、参考可動域は135°である。

3-◯ 手関節屈曲(掌屈)の基本軸は橈骨、移動は第2中手骨である。参考可動域は90°である。

4-× 図は足部内転である。足部内がえしの基本軸は下腿軸への垂直線、移動軸は足底面で参考可動域は30°である。

5-◯ 頸部右側屈の基本軸は第7頸椎棘突起と第1仙椎棘突起を結ぶ線、移動軸は頭頂と第7頸椎棘突起を結ぶ線で、参考可動域は左右とも50°である。