間質性肺炎の特徴はどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 391 : 
間質性肺炎の特徴はどれか。
1
単純エックス線写真ですりガラス陰影
2
肺コンプライアンスの上昇
3
水泡音の聴診
4
横隔膜低位
5
湿性の咳嗽
解説

1-◯ 間質性肺炎のX線所見では、すりガラス陰影や網状陰影がみられる。

2-× 肺コンプライアンスは肺の膨らみやすさのことをいい、間質性肺炎では拘束性換気障害により、肺が膨らみにくくなる(肺コンプライアンスの低下)。

3-× 水泡音は慢性気管支炎や肺水腫などでみられ、太い気管支に由来する。

4-× 間質性肺炎では肺が膨らみにくくなっているため、横隔膜高位となる。

5-× 間質性肺炎では乾性咳嗽がみられる。湿性の咳嗽がみられるのは肺水腫や気管支炎のような肺の病変の場合である。