関節の形状で正しいのはどれか。2つ選べ。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 351 : 
関節の形状で正しいのはどれか。2つ選べ。
1
肩甲上腕関節は楕円関節である。
2
腕尺関節はらせん関節である。
3
橈骨手根関節は顆状関節である。
4
手根間関節は鞍関節である。
5
母指の手根中手関節は球関節である。
解説

1-× 肩甲上腕関節(肩関節)は、肩甲骨関節窩と上腕骨頭からなる球関節であり、骨頭が関節窩におさまらず関節包もゆるいため、大きな可動性を持つのが特徴である。楕円関節には橈骨手根関節がある。

2-◯ 腕尺関節は上腕骨滑車と尺骨の滑車切痕からなる蝶番関節である。ラセン関節ともいい、肘関節の屈曲伸展を行う。

3-◯ 橈骨手根関節は橈骨手根関節面と関節円板が関節窩となり、舟状骨・月状骨・三角骨が関節頭となる楕円関節で、手関節の背屈・橈屈・尺屈を行う。顆状関節には膝関節・顎関節・足関節などがある。

4-× 手根間関節は近位手根骨(舟状骨・月状骨・三角骨)での連結と遠位手根骨(大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨)との間の関節で平面関節である。鞍関節は胸鎖関節・足根中足関節などがある。

5-× 母指の手根中手関節は大菱形骨と第1中手骨底からなる典型的な鞍関節である。球関節には股関節・肩関節・腕橈関節がある。