標準型車椅子の採寸について正しいのはどれか。2つ選べ。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 341 : 
標準型車椅子の採寸について正しいのはどれか。2つ選べ。
1
座幅は両大転子間の幅に10~15cm加えた幅とする。
2
フットレストの床からのクリアランスは5cm以上とする。
3
アームレストは座面から肘までの高さに5~10cm加えた高さとする。
4
座の奥行きは背面から膝窩までの長さから10~15cm引いた長さとする。
5
背もたれの高さは座面から腋窩までの長さから5~10cm引いた高さとする。
解説

1-× 10〜15cmでは広すぎて不良姿勢や車椅子駆動に問題を生じる。座幅は両側の大転子から2.5cmの幅を空けるように設定する。

2-◯ 文章の通りである。フットレストの床からのクリアランスは5cm以上とする。段差にぶつかるのを予防する。

3-× 5〜10cmの高さでは、疲れやすくなる。アームレスト肘関節90°屈曲位の高さにプラス2cmした高さに設定する。

4-× 座長は膝窩から背面の長さから5〜7cm引いた長さに設定する。

5-◯ 背もたれの高さは座面から肩甲骨下端から2〜3cm引いた高さ、もしくは膝窩から座面から5〜10cm引いた高さに設定する。