1-× 上腕骨顆上骨折は小児がつまずいたときにとっさに手をついた時におこりやすい。
2-× 上腕骨近位骨折は側方に転倒して手をついたときにおこりやすく、高齢者に多い。手術で骨折部を固定し、術後は早期に患肢を使用し、ADLの回復を図る。
3-× 近位部骨折では三角巾で上肢を固定し、バストバンドなどで体幹に固定する。外転位固定は行わない。
4-× 上腕骨骨幹部骨折は若年者に多く、スポーツや交通事故などで大きな力が加わったときにおこる。
5-○ 上腕骨骨幹部骨折では橈骨神経麻痺を合併しやすい。橈骨神経麻痺になると下垂手を呈するため、手術の際は損傷の程度を十分評価する。