85歳の女性。ADLに一部介助が必要だが、屋内歩行はつた|理学療法士問題集

理学療法士

Q 317 : 
85歳の女性。ADLに一部介助が必要だが、屋内歩行はつたい歩きで自立している。3か月前に机に手をついて床から立ち上がろうとした際に転倒したが、骨折には至らなかった。自宅の住環境に関する助言として適切なのはどれか。
1
敷居の段差に同系色のテープを貼る。
2
階段や浴室に滑り止めマットを敷く。
3
夜間の照明は視線の高さに設置する。
4
トイレの開き戸をカーテンに変更する。
5
必要な物は手の届く範囲の床上に置く。
解説

1-× つまづき防止のため、敷居が分かるように同色系ではなく、別の色のテープで区別しやすくする必要がある。

2-◯ 転倒リスクがあるため、滑りやすい階段や浴室に滑り止めのマットを敷く。

3-× 夜間は足元が十分に確認出来るよう、視線より下に照明を設置すべきである。

4-× つまづきや転倒リスクを考慮し、カーテンではなく引き戸もしくは開き戸の場合は外開きにするべきである。

5-× 活動性の低下を招くため、避けるべきである。