理学療法士
Q 302 :
Danielsらの徒手筋力テストで、体幹屈曲の段階2以下では判定のために3段階の操作が示されている。検査肢位を図に示す。段階2が確定するのはどれか。2つ選べ
図1で頭を持ち上げるように教示したとき、頭は持ち上がったが肩甲骨が床から離れなかった。
図1で頭を持ち上げるように教示したとき、頭を持ち上げることができなかった。
図2で体幹前屈を教示したとき、胸郭に凹みが生じた。
図2で体幹前屈を教示したとき、胸郭は凹まなかったが腹直筋の収縮を触知できた。
図2で咳をするように教示し、咳はできなかったが腹直筋の収縮を触知できた。
解説
1-◯ 図1の頭を持ち上げるように指示したとき、頭は持ち上がったが肩甲骨が床から離れない場合、段階2と判断される。
2-× 図1で頭を持ち上げるように指示したとき、頭を持ち上げることが出来なかった場合、第2操作へと移る。
3-◯ 図2で体幹前屈を指示したときに胸郭に凹みを生じた場合、段階2である。
4-× 図2で体幹前屈を指示したときに、胸郭は凹まなかったが腹直筋の収縮を触知出来る場合、段階1と判断する。
5-× 図2で咳をするように指示すると、咳は出来なかったが腹直筋の収縮を触知出来た場合、段階1と判断する。