小学2年生の女児。学校では一言も話さない。うなずきなどの|理学療法士問題集

理学療法士

Q 300 : 
小学2年生の女児。学校では一言も話さない。うなずきなどのジェスチャーでコミュニケーションは可能。自宅では普通に会話ができる。考えられるのはどれか。
1
読字障害
2
選択性緘黙
3
Rett症候群
4
広汎性発達障害
5
Tourette症候群
解説

1-× 読字障害は学習障害で、文字の読み書きが難しく感じるものである。

2-◯ 選択性緘黙(かんもく)は心因性の発語障害であり、決まった状況下において会話が困難となる。

3-× レット症候群は小頭症・常同行動・知能障害・てんかんなどを呈する障害であり、7ヶ月〜2歳頃に発症する。

4-× 広汎性発達障害はコミュニケーション障害や常同行動を呈し、それが生後約5年以内に明らかになる。広汎性発達障害では自閉症スペクトラムが有名である。

5-× トゥレット症候群は音声チックおよび運動性チックがみられる精神神経疾患である。