正常歩行時の矢状面における重心移動について正しいのはどれ|理学療法士問題集

理学療法士

Q 274 : 
正常歩行時の矢状面における重心移動について正しいのはどれか。
1
歩行速度が増すと重心軌道の高低差は小さくなる。
2
1歩行周期において重心軌道は一峰性を示す。
3
重心の移動速度は立脚中期で最も速くなる。
4
重心が最も高くなるのは荷重反応期である。
5
重心が最も低くなるのは踵接地期である。
解説

1-× 歩行速度が増すと重心軌道の高低差は大きくなる。重心の上下動は大きくなり、左右移動は小さくなる。

2-× 1歩行周期において重心軌道は2峰性を示す。重心位置が最も高くなる左右の立脚中期が1回ずつ存在するためである。

3-× 重心の移動速度は立脚中期で遅くなり、踵接地期から両脚支持期に速くなる。

4-× 重心位置が最も高くなるのは、立脚中期である。

5-◯ 文章の通りである。重心位置が最も低くなるのは、踵接地期である。