指尖つまみに比べ横つまみでより働く筋はどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 271 : 
指尖つまみに比べ横つまみでより働く筋はどれか。
1
短掌筋
2
虫様筋
3
短母指伸筋
4
短母指外転筋
5
第1背側骨間筋
解説

1-× 短掌筋は手掌腱膜の尺側縁から小指球の皮膚に付着する。小指球の尺側縁皮膚の緊張作用を有し、手掌のくぼみを深める。

2-× 虫様筋は第2〜5指深指屈筋腱から第2〜5指基節骨底橈側面・指背腱膜に付着する。第2〜5指の基節の屈曲・中節と末節の伸展作用を有する。

3-× 短母指伸筋は橈骨体後面・前腕骨間膜から母指基節骨底に付着する。母指の基節の伸展・外転・手指の外転(橈屈)作用を有する。

4-× 短母指外転筋は舟状骨・屈筋支帯から母指基節骨底に付着する。母指の外転作用を有する。

5-◯ 第1背側骨間筋は第1〜2中手骨の相対面から第2基節骨底・手背腱膜の橈側に付着する。示指の外転に作用し、横つまみを行う。