視床出血の発症後2か月で患側上肢にアロディニアを認める。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 25 : 
視床出血の発症後2か月で患側上肢にアロディニアを認める。発症要因はどれか。
1
中枢神経系の可塑的変化
2
上肢屈筋群の筋緊張の亢進
3
肩関節周囲筋への運動の過負荷
4
腱板部分断裂による炎症
5
肘関節の拘縮変形
解説

1-○ アロディニアとは、通常痛みを感じない刺激に反応し異常感覚を生じることである。気温や接触などの外的刺激や、神経の直接的な刺激によっておこる。本症例では視床出血により反対側の上肢にアロディニアが生じたと考えられる。片頭痛では三叉神経の刺激によりアロディニアを生じる。

2-× 筋緊張の亢進ではアロディニアは生じない。

3-× 運動の過負荷ではアロディニアは生じない。

4-× 炎症によってアロディニアは生じない。

5-× 関節の拘縮変形では中枢神経系は侵されない。よって、アロディニアは生じない。