Danielsらの徒手筋力テストで、腓腹筋の検査をする際|理学療法士問題集

理学療法士

Q 23 : 
Danielsらの徒手筋力テストで、腓腹筋の検査をする際に代償的に働く筋はどれか。
1
後脛骨筋
2
前脛骨筋
3
長母指伸筋
4
長指伸筋
5
母指外転筋
解説

1-○ 腓腹筋による足関節底屈の代償筋には、後脛骨筋・腓骨筋群・長指屈筋・長母指屈筋がある。後脛骨筋の作用は足関節底屈・内がえしであり、腓腹筋の代償として働く。

2-× 前脛骨筋の作用は足関節の背屈・内がえしである。足趾の伸展などで代償的に働く。

3-× 長母趾伸筋は長趾伸筋・第三腓骨筋と共に前脛骨筋の足関節内反背屈を代償する。母趾を強く伸展しながら背屈を行う。

4-× 長趾伸筋は前脛骨筋の足関節背屈を代償する。足趾伸展を伴いながら足関節背屈を行う。

5-× 母趾外転筋の作用は母趾の外転・屈曲である。筋は踵骨隆起・足底腱膜から始まり母趾基節骨底に付着するため、足関節の運動には関与しない。